8.昭和21年のハイパーインフレを検証する |
★昭和21年4月 基本給 45.76円(4月の収支22.38円の黒字)
★昭和21年7月 基本給 158.80円(7月の収支231.15円の黒字)
★昭和21年10月 基本給 270.80円(10月の収支71.44円の黒字)
★昭和22年1月 基本給 286.10円(1月の収支257.80円の黒字)
★昭和22年4月 基本給 678.10円(4月の収支130.29円の黒字)
確かに、1年間で基本給は14.8倍になっています。7月には、基本給の他に、ほぼ同額の追加手当てや出張旅費などが支給されています。この1年間で物価はどうだったかというと、映画2円50銭が翌年4月には10円に。理髪代は1円50銭が同じく10円になっています。
★昭和22年10月 基本給 873.82円,追加給102.50円(246.48円の黒字)
★昭和23年4月 基本給 799.60円,追加給493円(206.48円の黒字)
★昭和23年10月 基本給 1215.00円(898円の黒字)
★昭和24年4月 基本給 3540円(3432円の黒字)
昭和23年になると、ほぼ毎月、追加給と、超勤手当が支給されています。映画は40円、理髪代も20円になっています。昭和23年になると、毎月400円~500円の貯金をしており、なおかつ、黒字です。映画も月2~3回見て、本もある程度、買っていたことから、生活に困っていなかったのは明らかです。
昭和24年には、給料が上期支給、下期支給になっています。身近なものの値段も現代の感覚に近く、ゴールデンバット(煙草)30円、パン25円、アイスキャンデー5円。さらには、23年7月頃からは、銭の単位がなくなっており、戦後のインフレとともに、給料が右肩上がりに増えていく様子がうかがえます。
このように、3年間で給料は77.4倍になっています。食糧など生活必需品の価格については、金銭出納簿に記載がないのですが、サービスや日用品などの値段の上昇率は16~36倍で、当時のサラリーマンは勝ち組だったことがうかがえます。さて、近い将来、襲来が予想されているハイパーインフレに直面したとき、あなたの給料も右肩上がりとなるでしょうか。







