382.浅丼隆が破綻本を出し続ける理由 |
下巻は国家破産対策編とでもいうべきでしょうか。どこかで読んだ浅丼の本のカバーだけ付け替えたような内容です。2000年頃、浅丼は2003年に国家破産すると書いていた。過ぎると、今度は2008年だ、と言い出した。この本では、2011年と書いています。いかにも断定的な書き方をしているが、論理的な説明も根拠も記述が一切ないので、理解不能です。日本国は1000兆円という累積債務があるから、もうじき日本は破綻するんだ。こんな単純な話、今どき盲信する人がいるんでしょうか?浅丼さん、ちょっと今回の著作はひどかったですよね。経済ジャーナリストの良心はどこにあるのでしょうか。
下巻の内容の約7~8割は海外のファンドの紹介なのですが、税金対策についてふれていません。以前、このブログの助言者マタギ氏が、わざわざ東京の第二海援隊の社屋まで出向き、社員に税金について説明を求めたところ、だれも答えられる者がいなかったそうです。そもそも海外口座を作る事自体、財政当局に情報は捕捉されていますし、口座への送金も丸裸にされています。海外口座は、仮に日本で預金封鎖があった場合、対象外となるでしょう。しかし、万一の事態が起こった場合、その金に手を付けなくてすむ人は幸いですが、多くの人はそうはいかないでしょう。その金を日本に送金しようとしたときに、税金にいくら持って行かれるのか、そこまで考えておく必要があります。税金対策は資産運用の基本ということを忘れてはいけません。
浅丼の「国家破綻ビジネス」が完成するためには、国家破産が不可欠です。単なるオオカミ少年か、真の警世家なのか、はたまた国家破綻を祈祷するカルト集団か、それは読者が判断するでしょう。私は、2000年頃に初めてこの人の著作を読んだとき、この人は警世家だと思いました。今でも少しはそう思っています。それだけに最近の著作には失望が大きいのです。
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仮に国家破綻などすれば、海外口座の資金は国内に持ち込んで使うのは不可能でしょうし、海外でも財産だけで暮らせるほどの預金者の側が国外に出るしかなくなるのでしょう。
いわゆる小金持ちの人にしてみれば、当面使える預金が実質0でも生きていく覚悟で、海外で自己の資金が増殖し続けるのを見ているだけの状況となるのでしょうが、逆に考えると、日本という大きなステークが大崩れする中で、世界経済と金融市場が今までのように機能してファンドなどが利回りを確保できるものか、疑問ではあります。



ことを知ったのです。もちろん社会科学系の本は全部が真実を書いているということはまずありえません。浅井先生のおかげでポートフォリオと
いう考え方に目覚めました。もちろんこのサイトを閲覧するようになったのも、浅井先生のおかげです。

されておりませんが、退陣後、国家財政の悪化その他諸々のことで
自民党はぶっこわれてしまい、公約は実現される可能性があります。

その場面における首相はババを引かされるようなものかもしれません。
何事も無く次にバトンタッチする小泉首相は運が良かったと言うことでしょうか。

以前読んだ本とまったく進歩していない内容なのにタイトルだけ変えてまた売ろうとしていると感じる。
でもどこの本屋にもずらっとあるところをみると売れてるんだろうな。
浅井は、以前は「アメリカ支配に対抗する」などといった著作を出していたと聞いています。それが、単なる破綻ビジネスに転向したのは、何らかの圧力があったからだと思います。
浅井は、90年台には、次のような本を出版しています。内容は分かりませんが、題名を見る限り、アンチアメリカ支配のようでした。
「証券業界 腐敗の構造―アメリカ政府‐大蔵省‐証券業界 見えざる癒着の構図とは/浅井 隆」1991/9
「仕組まれた湾岸戦争―ブッシュが仕掛けた「第2の真珠湾」/浅井 隆」1991/11
「アメリカの罠―日本経済殲滅計画/浅井 隆」1991/05
あまり売れなかったので、方針を変更しただけなのかも知れません。
立花隆も、昔は、田中角栄に関連した著作や、ロッキード批判などをやっていました。事実かどうか分かりませんが、アメリカ関係者からの圧力を受けて、政治的な著作をやめざるを得なかったと聞いています。

指摘の中で面白いのは、アメリカにおいても、将来における国民負担は国民金融資産に匹敵する額に上るという点で、これは日本と共通していますね。裏を返せば国全体としての国民金融資産はある意味で国の借金と表裏一体に近いものがあるということでしょうか。

http://tanakanews.com/g0815economy.htm

国家破産は小さな政府で果たして切り抜けられるかどうか。恐ろしい実験です。まあ、安陪ちゃんが政治を行っているうちは官僚どもは日本を破産をさせないだろう。でも、もし嫌われ者の時はどうだろう。
悲観論を述べれば批判を浴びるのは世の常でして、ましてや国家破産を堂々と述べる勇気は誉めてあげたいものです。彼の主張は経済の素人でも分かりやすい。本当は誰も絶対将来のことは分からないにもかかわらず。よくもまあ、経済の素人が国家破産を堂々としかもまじめに主張できたものだ。だからといって彼は間違っているとは思わない。
へんに浅井さんを応援したくなる。

rc2003さん>そっそうなんですか。宇野正美(「ユダヤが分かれば世界が分かる」の作者)はユダヤ本のビジネスのパイオニアだったけど、彼もそうなんですな。彼は今でも誤ったことを主張していないと本気で思っているようです。浅井さんもこれからずっと破綻本をお書きになるのでしょうね。
私も進化したいのですが、どのように踏み越えればよいのか困っています。ヒントを教えていただければ嬉しいです。



なんか、いまさらそれで商売しているというか海援隊とか名前つけて、金までとってね。円安、ハイパーインフレ、預金封鎖…。
この壺を買わないとあなたには不幸がおとずれますって?
とにかく、第二海援隊って名前だけはやめてくれっていいたいよね。
海外のファンド買いたいのだったら、もっと良心的な業者はいっぱい
あると思うけどね。
副島さんがドル覇権崩壊って本で、浅井隆はもっと勉強しろって書いて
あった。(円安にはなんねーよ。ドル安だ~。つーか、ドル安、円安だ~
ってね。)
まあ、どっちもどっちなのだろうけど、
どーでも、いいけど、もっと庶民に付き合ってくれる金融機関がほしいよね
日本も沖縄あたりをオフシェアにして、金融都市を作ってさー
いらない、l地方証券の取引所を沖縄あたりで統合してさー。
まあ、貧乏人には関係ない話かな~。
ノーマネー、ノーフリーダム。

正直、ファンドで利益を出させていただき、色々な情報も入ってくるので、
大変喜んでいます。浅井氏の推奨するファンドがすべて当たっているわけではありませんが、大筋ははずれていません。みんな損を出していたら、会員数を維持することは不可能でしょうし・・・。
もちろん彼にとって、一番大事なのは会社経営、二番が予測が当たることなのでしょう。私も経営者のはしくれとして、経営の厳しさを知っているつもりです。色々な工夫をして、お客(信者)を集め、売上げ(お布施)を合法的にもらい、信者に喜んでもらう・・・これはいつの時代でも同じでしょう。まったく問題ない。浅井氏の国家財政に関する主張も基本的には正しいと考えています。
色々な意見はあるでしょうが、私は浅井氏に感謝しています。



昨今の不安定な相場環境では、ヘッジファンドの存在意義は高まって
いるのだと感じます( 国家破綻の有無にかかわらずです )。
そこでお聞きしたいのですが、浅井氏を通して海外で直接口座を開設しマンのファンドを購入したときのコスト上のメリットは何でしょうか?
国内数社でもマンのファンドを扱っていますが、成功報酬料20%の他に
諸手数料が約5%程度かかります。
この手数料分が安くなるのでしょうか?
安くなるとしたら、何%くらいでしょうか?

浅井氏を通してファンドを購入しても、販売手数料・解約手数料はかかります。マンの場合、ファンドによって手数料は変わります。解約までの期間によって変わるものもありますが、0~5%くらいだと思います。成功報酬料というのは、第二海援隊では聞いたことがありませんが・・・??そのかわり、会員の年会費が必要です。
ちなみに、理由ははっきりしませんが、現在浅井氏のところではマンはほぼ扱っていない状況です。
私の場合、会員でのコスト上のメリットは、あまり期待していません。期待しているのは、将来何か起きた時に電話一本で情報を得られる安心感などです。世界的に不安定で、何が起こるかほんとに読み切れませんね。また、マンも長期的には運用資産が大きくなりすぎて上げなくなるときが来ると思っています(5~10年後?)。その時、乗り換えるべき新ファンドの情報も必要になります。
おそらく私は、国家破綻が完全に回避できたと判断できるまで、会員でいると思います。

ご回答いただいて有難うございます。
成功報酬料とは、利益に対するファンド運用会社(マン・インベストメンツ)の
取り分のことで、ヘッジファンドでは通常20%です。
第二海援隊経由でも同様のハズです。
コスト・メリットよりも、入手出来る情報を重視されているのですね。


何か対策を考えるのであれば、能力に投資するしかないと思います。
具体的には次のいずれかでしょう。
①有事に強いスキルを獲得する。
②次の社会を生きていくのに必要な知識を学ぶ
なお②については、インターネット上で公開して収益は、アフィリエイトで上げるという方法が、現状では最も有力だと思います。

誰か知っていたら教えてください。


浅井さんの本は、いろいろ現実とは違っているものの、私のようなシロウトにはメジャーな経済観念や国家権力への、方法的懐疑を教えてくれたので、とても嬉しいシリーズでした。いまは、パニック小説かサバイバル小説として読むと結構おもしろいと思います。もし、こういった類の本が一冊も出ない現代日本だったら、偏った気持ちの悪い社会だと思います。

21年3月13日付けの河北新報の1面に「宮城県、11年にも破綻」楽観的なシミレーションでも2010~11年には破綻が避けられない旨の内容。宮城・秋田・岩手・北海道・大阪が連鎖的に再生団体へ転落し、寄りかかられた国の財政が急速に悪化→国家破綻へ・・・これが、今もっとも考えられるシナリオでは?


>道府県単独の破綻はありません。
地方債を購入するのは、主に地元の金融機関なので、
体力のないところだと破綻もありえると思いますが?

さて。地方債を買う地元金融や、地元の市民には致命的事態ですよね?>地元行政の破綻
夕張を例に出されていますが、あれこそ民間感覚ではごく普通なケースで、他ではもっと深刻な状況にあるのに、皆さんよくも相互扶助の精神?で我慢しきましたねっていう状況も普通だそうです。
なお、地銀は大手銀行より経営もマーケットもシビアなので、縁故債にもすさまじく過敏だそうです。(知人談)
夕張の例などいい方らしく、地銀サイドも行政がディスクロージャで破綻宣告し、総務省の監督下で財政再建してもらったた方がよほど損切りを抑えられると考えているようです。
逆に、総務省の悪法??で縛られっ放しの地方なんか、破綻でミソはつけられない、でも経営は真赤、しかもルールで処理の名のもとに地方のキャラを生かした再生気運をスポイルする、等など普通にあるようで、それならなーんもいいことない!とおっしゃってました。
むしろ一旦潰れてくれ!が地場の財政担当や金融機関の本音らしいです。
国家的視点と、地方行政的視点??で事情がだいぶ違うらしいことだけは含みおいて損はないと思います。感想的ながら失礼します



結果、ごらんの通り(笑)
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=6838.Q&ct=z&t=5y&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v
ちなみに浅井が買ったのは1220円の時なw
http://www.ullet.com/stock/103217.html (本名記録ミスにつき削除済)
関喜良で記録されている分
http://www.ullet.com/s103214.html
内訳
6838多摩川ホールディングスで1億円弱の損
9318ジェイブリッジで2億円強の損
合計で3億円以上の大損ですよ。






考えてみればファンドの会社だって、自分たちが儲けるのが第一だ。ファンドに資金を預ける人がいれば、その金をまずは自分のものにしようと考えるのは当然だ。
浅井はそのおこぼれをどれだけ受け取っているのだろうか。金融の世界はこんなもんですね。

今となってはたくさんのコメントも含めて貴重な資料に思えます。
さてこれから日本の財政はどうなるんでしょうか。
第二海援隊は相変わらずの活動を続けているようですけど。
日本の財政は悪化の一途をたどっています。今後も小さい変化の兆候を見落とさず、追跡したいと思います。今後ともよろしくお願いします。

2004年に湾田さんのブログに出会ってはや十数年。
日本国財政破綻の不安から海外投資を始めた結果最終的に海外移住し、はや10年経ちました。
浅井隆も詐欺師と思いましたが、自分の経験では国際優良銀行と言われているH◯◯Cを始め多くの
自称プライベートバンクの担当者にも多くの詐欺師がうようよしています。
浅井は最近ではジムロジャースへのインタビューを売り物に頑張っています。逞しくものです。
結局は自分のファイナンシャルリテラシーを磨き、自分で判断し自己防衛するしか無さそうです。
日本以外では国を信じず自分で生きる考え方が身についている方が多いです。
今後の日本でもその様になって行くものと思います。

個人レベルのサバイバルに忙しかった為も有りますが、
英語や中国語のメディアでの日本国累積債務の議論はあまり目にしていません。
実感として日本は茹でガエルの様に貧しくなっている様に思えます。
日本に帰国する度に徐々に海外での物価に比べ物販や外食コストが安くなって来ていると実感します。
湾田さんがおっしゃる様に現状市場は日本の累積債務を織り込んでいません。
市場が超短期視線である為まだ織り込んでいないだけですので、累積債務の規模がまだ安全と言う意味では有りません。
ただ市場の評価として日本国債10年債が2023年に急に割安になっています。
これが、日本国債暴落に結びつく可能性は有ります。累積債務を国民総資産がカバー出来無く成る様です。
副島さんの「ユーロ恐慌」にも書かれています。この件に関しては副島さんの言うことは正しい様に思います。