388.外債投資信託が人気~運用実績を検証~ |
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1位 国際投信 グローバル・ソブリン・オープン※ 残高5.526兆円
2位 大和投信 ダイワ・グローバル債券ファンド※ 残高1.266兆円
3位 ピクテ投信 ピクテ・グローバル・インカム株式※ 残高1.029兆円
4位 日興アセット 財産3分法ファンド※ 残高1.007兆円
5位 興銀第一ライフ DIAM高格付インカム※ 残高0.832兆円
(6位以下省略)
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昨年、12月28日に大和証券××支店の店頭へ昼休みに出向き、大和グローバル債券ファンド (以下、グロ債F) を100万円分購入しました。(記事No.290、2005年12月28日参照) その後の運用成績を振り返ってみます。投資信託の基準価格は、日経新聞の株式欄の次のページに毎日掲載され、これを見れば運用成績がわかります。
2005年12月末の購入時、グロ債Fは11,070円と高値圏にあり、100万円÷11,070=90.3342口しか買えませんでした。毎月の分配金は、これに1口当たりの分配金 (最近は80円) を掛けて、90.3342×80=7,227円ということになります。債券の値動きを見ていると、株式同様、分配金の権利確定日の毎月5日に売られて大きく値を下げ、それ以降は少しずつ盛り返すというパターンの繰り返しです。購入後、10,200円くらいまで値を下げた (債券価格=10,200×90.3342=921,400円) のですが、先週末時点で10,600円 (10,600×90.3342=957,500円) とやや値を戻しています。
毎月の分配金を受け取るか、申込手数料無しで再投資するかを最初に選択し、以後変更はできません。毎月の権利確定日の4営業日後に証券会社の口座に振り込まれます。購入後の9ヶ月間の分配金 (2006年1月~9月) の合計は、64,139円 (税引後62,454円) でした。気になる手数料ですが、申込手数料 (1,000万円未満は一律2.1%) を最初に支払います。信託報酬は純資産総額に対して、年間1.3125%です。これが元本から毎年減っていく。12ヶ月後の収支を計算しますと、仮に投信価格が9月と変わらなかったとして、投信価格957,500円と分配金の手取り合計で、およそ104万円。信託報酬と申込手数料を引くと101万円です。これでは、基準価格が値上がりしない限りほとんどチャラです。人気の毎月分配型外債投資ファンドといってもこの程度のなのです。
この商品の値動きの特徴は、円安に振れれば、基準価格が大きく上昇します。要するに、円安に張る金融商品なのです。店頭で買う場合は、株同様、チャートを確認し、価格の安いところで買えば、2~3%程度の運用益は可能と思います。為替相場と、投資先のカントリーリスクに運用成績が左右されますが、自分で運用を管理することが面倒な日本人向きの金融商品ではありますね。
参考 http://www.daiwa.co.jp/ja/products/fund/global/index-s.html
債券単体で購入したほうが有利なのではないでしょうか?
販売手数料、信託報酬料もかかりません(ただし、口座管理料は
年3000円程度かかります)。
グロソブは、無理に毎月分配金を出そうとして、「タコ足配当」に
なっている例が多いと聞きます。
10年満期時、元本本当に返ってくるのか、心配です。
この配当を出せる、債権って?けっこうリスクの高い債権ではないか。
後は、憲一さんが指摘したように、タコ足の心配です。
このまま、満期まで行ければハッピーですね。
投資の世界でも、9%以上のリターンをずーとキープするのは難しいと思っています。
中には あれほどの高かい分配金を享受しながら 基準価格が大幅に下回る可能性(円高に触れたり 世界の債券相場が暴落すれば 基準価格が大幅に下がってしまうのが当たり前なのがソブリン系の分配型の債券ファンドなのです。)があることさえも まるっきり覚悟しないまま ソブリンなどへ投資している投資家の方も多いのです。
世界の債券相場が暴落していて 円が安くなっても 分配だけは続けるのがソブリン系の投資信託ですから 投資かも分配金をもらいながら その一方で基準価格が大幅に下がる状況(円安局面、債券暴落局面)を想定しないのは まるっきりおかしいのです。
やはり債券の特徴としては ダイレクトに保有して満期まで持っていれば まずデフォルテさせなければ 額面保障されています。ですから 憲一さんのご指摘は本当のことなのです。
わたしは数年前にかなりキャピタルフライ&預金封鎖には悩みまして でも生活基盤を海外に移すつもりもなく、だったら外貨建てMMFや外債をダイレクトに保有したり 外国株式中心の投資信託に切り替えたりしました。日本国政府が預金封鎖もどきを始めたとしても 順番から言って 真っ先にやられるのは 銀行や郵便直の預貯金です。次が証券会社のMRF。順番から言って たとえ国内の金融機関でも ペイオフの対象ではないもので しかも 海外の大手の金融機関が主体となって運用している金融商品に変えていたら 日本国政府といえども そう簡単には没収できないとの結論です。
と思います。日本人の持っているアメリカの国債とかを政府が
無理やり売り払っわせるなんて、アメリカの植民地である日本の
政治家はできるわけないでしょう。(ちょっと言いすぎ?)
毎月分配の外貨MMFもいいですが、ボンド・セレクトなら、
たしか1年1回の分配ですので、より節税効果は有利ですね。
おっしゃるように、世界銀行発行とかのドルとか豪州ドル建ての
債券を購入して、償還期日前に売却できれば、いいのですが、
株と違って相対取引なので、証券会社経由では個人は有利な
価格で売れないでしょうけれど、資産の分配という意味なら
いいのではないでしょうか。
実は私は世銀のドル建て債券をけっこう沢山持ってます。(^^:
オージーとユーロは まだMMFのままですが 一定のボリュームになったら 世銀債を買おうと思ってます。
バンカードのファンドやHSBCのチャイナオープンやインドオープンも キャピタルフライも考慮して ちょっとづつ買い貯めて来たら 何故か増えています。
ボンドはまだ買ったことが無かったですが 今後の検討にしますね。
『手数料』や『信託報酬』も高いですね。もしかしたら解約時に支払わされる『信託財産保留金』も高いです。(一般に従業員が多くて りっぱな建物の大手の金融機関は 手数料や信託報酬や信託財産保留金が高くなっています。)
今 夫が関係しているトヨタFS証券で 新光投信の海外国債ファンド(毎月分配型)http://www.toyota-fss.com/fund/0631101bprom1.html で調べてみましたが、ネットでは 手数料1.575%(税込み)、
信託報酬0.0975%(税込み)、信託報酬留保金0.1% でした。夫は職人気質なので 毎月分配型の海外債券ファンドをネット上では 並べたくなかったようです。お客様からのご要望が強くて ネットで陳列せざるを得なかったようです。特に推奨はしていないようです。。
数百万円単位の運用なのでしたら 私とさほど変わらない金額です。
キャピタルフライを意識したら 当然 海外へ目が向きますし、すると けっこう高利回りのものが 価格破壊的な手数料で 1万円単位で ネット証券で購入できる時代になっています。
商品の説明は 大手の金融機関で受けて 実際に購入するのは 手数料の安いネットで と使い分けることが 妙なところで ぴんハネされないためには 肝心です
1年前は フィナンシャルジャパンでも 赤裸々な国家破綻を想定した記事はありましたが・・・。
今も昔も 金融業界では将来日本経済ががたがたになることを想定している人は少なくないです。いや 当たり前のように想定している・・・。
10年前から 野村総合研究所などの資料は 『日本経済最悪のシナリオ』みたいなものでカタストロフィーを想定しています。(メディアの話題に上らないだけです。)
私も 振り返ってみたら 私自身は全く意図していなかったのですが 財政破綻という話題でブログのアクセスを伸ばしたような気もします。
ただ アクセス件数ご伸びてしまうと 私自身が自分のブログでは あまり国家破綻は話題にしたくないのです。なまじ愛国心があると アクセスが伸びれば伸びるほど 話題に出来ない。
つまり 広く皆が知れば知るほど 意図せずして 国家破綻の襲来時期を 早めてしまうことになる。キャピタルフライが起きてしまう。
ましてや天下の一般読者向けのフィナンシャルタイムが そうそう いつも国家破綻を話題にできるわけがありません。あるいは個人レベルでの対策については・・・・・結論から言えば 結局は 個々人の判断に任すしかないのです。
平均的な日本の貯蓄層でしたら 私の夫が関わっている証券会社で充分対策は取れるわけですしね。。。。。
この資産運用で『みんなが ばっちし♪』 なんて対策があるなら 富田先生だって 財務省の人だって 金融村の人だって さらには私だって ここまで苦しまないです。
木村 剛さんとて 私とほぼ同じ意見だと思いますよ。
しかし、この収益は労働配分を減らした利益です。
それに、正規社員を派遣社員に置き換え、正規社員も年棒(業績給)にしたおかげで、固定費は減りましたが、企業の未来も閉ざしました。
技術の、人による継承をなくし、半年先の利益しか見ていないので、ここ数年先には、日本の企業の多くが没落します。
今後、個人消費はもっと下がり、サラリーマン増税をしても、原資が減るので、増えないと思います。
キャピタルフライトがなくても、日本の未来は経済拡大はなく、沈没するでしょう。
それを考えて上で、なにをしなくてはいけないかですが、個人としては資産運用ぐらいしかないですね。
今の日本の貿易黒字の半分以上が、海外投資によるキャピタルゲインのですから、個人も自己判断で運用を考える時代だと思います。







