395.国債の債務残高が初めて減った! |
国債の残高は668兆8199億円は、財務省が6月23日に発表した、今年3月末の国債の残高670兆5794億円に対して、1兆7595億円減少しています。率にして0.26%の減少とわずかではありますが、国債の残高が減ったこと自体は望ましい。これに借入金や政府短期証券などを加えた「国の借金全体」では、3月末の827兆4805億円に対して同じく6月末が827兆7948億円と3143億円と残念なことに増えています。(財務省HPより) 国債残高の減少は4-6月期に満期を迎えた10年物国債が多かったこともあるが、単年度の新規発行額を減らしていることや、市場から買い入れ消却を進めていることが奏効しているようです。(日経9/26付)
今後も順調に国債残高が減っていくかは、現時点ではわからない、としか言いようがありません。歳出削減により新規国債の発行高を抑えつつ、税収増は国債の買い入れ消却にあて、国有財産の売却など増収努力をする、などの地道な努力しかないでしょう。(国民生活を混乱させないような秘策はないわけですから。) 税収の伸びにすべてがかかっています。さらには日銀の金利政策での協力も必要となるでしょう。7月15日にゼロ金利を解除した日銀に低金利を続けるようお願いして、ミニバブルが起こるのを期待しつつ、税収増が続くよう祈る…何だか神頼みしかないようですね。
財務省が本日発表しました国債の残高は確かに減少していました。
これには「H18年度には特別会計の剰余金13.8兆円を国債償還に使う」、と特別会計Q&A(財務省HP)にのっていましたからその影響も大きいと思います。しかし、今後はあまり余裕がありません。
また、同じく財務省HP内の
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/siryou/index.htm
上記アドレスに「国債関係諸資料」があるのですが、ここに「平成18年度末(見込)の国債・借入金残高の種類別内訳」というファイルがあります。
こちらを見ると来年3月には「内国債685兆(年間約15兆円増)、政府短期証券142兆(年間約40兆円増)、トータルの債務887兆(年間約60兆円増)」となっています。
政府短期証券の増加は以前の日銀為替介入の代金の立て替えてもらってた分らしいです。(忘れた頃にやってくるカードの支払のようですね・・・)ともあれ財務省は大幅な債務増を見込んでいるようです。
プライマリーバランスの達成もできていない状態ではやはり債務減とはならないみたいですね。
とにかく安倍総理には頑張ってもらいたいし、頑張ってもらうほかありません。
4パーセント台の増大です。これが現実なんです
パフォーマンスかどうかはこれから見極めたいところですが、歳出削減改革の範を示す先陣は切ったと言えるやもしれないですね。いずれにしてもネバダ・レポートの実施か、(早まるにしても遅くなるにしても)破綻かしか日本の選択肢はもうないと考えていますが・・
くしくも30%カットはIMF・ネバダ・レポートにおける下記数値と同じでありますね。現在なら、もう少し高い34.5~37.5%ぐらいが妥当と思いますが・・
1.公務員の総数・給料は30%カット。ボーナスは例外なく全額カット。
以下、引用記事・・
安倍首相、自らの給与30%カット・閣僚は10%(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060926-00000013-yom-pol
ということは、単に借入金で国債を償却しただけの、ちょっとした粉飾です。
この時期に、ということを考え合わせると、「新政権では財政問題が良くなる」というちょうちん記事の可能性があります。
多くの国民はこの発表を鵜呑みにするでしょうが、次回発表による反応が怖いです。
60兆円もの増大と言うニュースを目の当たりにしたら多くの国民に一気に不安が増大するかもしれません。
新政権には、一刻も早くプライマリーバランスがしっかりとれる仕組みを確立していただき、的確なタイミングでリセットするしかないのではと思ってしまいます。
項目の中の『財政投融資資金特別会計国債』というのが いわゆる『財投債』です。たしかに16年度40兆円以上発行しているのが 17年度は28兆円程度しか発行されていません。
こういう場合は カンさんがご指摘のとおり 短期の借入金で国債を償還しながらの会計上の操作(粉飾)の疑いが濃いです。
さらに この手の粉飾に慣れてきますと 財投債(一応国の保証がついている国債の一種です。)発行は減っているけど、国の補償が全く付いていない『財投機関債』(国民金融公庫などなどの各種特殊法人が発行する社債です。)の発行はどうなっているのか 疑わなければならないです。
財投債が減った分だけ 特殊法人が財投機関債を大幅に発行し続けている可能性は極めて濃いです。ところが グーグルで検索しても 各種特殊法人が毎年発行する『 財投機関債』の発行残高の合計がまるっきりつかめない。。。
すると 私などはどうしてもかんぐってしまいます。
もしかしたら 財投機関債(各種特殊法人が発行する社債)が裏で大量発行されている可能性は否めないのです。しかしながら 財投機関債の発行量の全体量がうまくつかめないようになっている。
怪しすぎです。
さらに各種特殊法人が発行する『政府保証債』と言う名の国債もあります。 こちらの この『政府保証債』については まるっきりアップツーデートな情報がつかめない。
どうなっているのか・・・発表しようと志せば 簡単に発表できる数値なはずですが・・・・・・。発表する気が無いとしか思えません。
これが『美しい国、日本』の行財政の粉飾の実態です。
さらに『政府保証債務』という項目は もしかしたら『政府保証債』のことかもしれない。TPOによって 国家の再建の呼び方を使い分けて 国民を迷路の中へ誘い込もうとする財務省の非参入障壁みたいなもの事態 私は大嫌いです。簡単なことさえも わざわざ難しい言葉を使って 国民を騙そうとしている。よほどのマニアじゃなかったら まず理解できないのが当たり前。
財務省官僚は国民への説明責任を放棄しているのです。
あたかも 税収が伸びている報道もあります。25年前、バブルの到来によって日本の行財政改革が棚上げされたときをまるっきり同じ状況です。
国の公式発表を疑うなと言うほうが無理です。
表題だけ読み飛ばす一般の人は、勘違いしますね。
最近、気になっているのは「公共広告機構」の広告が毎日のように、どうでも良いような広告(ごめんなさい)を掲載しています。
マスコミにこう言った、広告が沢山出るときは、政府の意図を感じます。
この広告費も、税金なのにと思うと、気分が悪くなります。
すみません、税金払っていない非居住者の発言としては問題ですかね?
日本に帰った時の消費税と、年金、健康保険は払っています。
国債残高は526兆9098億円で、3月末から181億円減少した。このうち10年以上の長期国債は337兆3376億円、2年から6年の中期国債は137兆6413億円、1年以下の短期国債は51兆9310億円。借入金は58兆5279億円、政府短期証券は100兆4470億円となった。
また、政府保証債務は52兆4275億円だった。
2chの破綻論者とイマイチ変わらないんだな・・・
成長の限界とは何ですか?絶望的不況下の日本ですら、90年に比べれば経済規模をあらわす実質GDPはかなり増えています。私の知る限り、先進国で何年もの間停滞しており、全く進歩の無い国は無かったと思いますが・・・
PBについてですが、はぐらかしている とは何のことでしょう。寧ろ、完済を前提にしていることに疑問を感じます。
if allさんご指摘のhttp://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/siryou/index.htm の「平成18年度末(見込)の国債・借入金残高の種類別内訳」というファイルにも きっちり明記されています。
それより、何で見込みより20兆円も少なくなったのかが不思議ですが・・・。
銀行借入残高(国債残高)が減少したという発表は聞こえがいいですから。
借金トータルでは想定?どおり増え続けているのですが・・・。
財務省の統計をじっくり見ますと 平成2年から20年債と30年債が登場します。しかしながら 発行量としては 平成18年でも 20年債と30年債のボリュームは たいしたことはないです。それより 1年以内の短期債が異常に増えています。
とにかく財務省のHPは みずらい。読みにくいです。
手を変え品を変え 統計の項目も変えています。
私も後10歳若かったら 時系列に並べ替えて綿密に調べなおすかもしれませんが 今は根気がありません。それが財務省の狙いだと思います。
トラックバックを二件送らせてもらいます。
激しくアグリーです。私はもう6年間祈り続けています。
そういえば 木村 ●さんが比較的お忙しくなかった頃、二度目にお会いしたときかなにかで(確か4年前あたりかな?) 木村氏も 祈るしかないと仰っていましたね。あ この部分 本文への転載は止めてくださいね。
も少ないのが本当の数字です。
新聞はいかに表面的なのでしょうか?
これは、国が保有している国債を相殺消去し、短期証券、借入金の各やりとりを相殺消去することにより、計算されるものです。
これでも大きな借金には変わりがありませんがーーーー。