397.借金まみれの「美しい国」 |
経済・財政問題に関する部分については、経済成長を維持しつつ、国民負担の最小化を第一の目標にする。歳出削減を徹底し、ゼロベースの見直しを行う、として「成長なくして財政再建なし」をスローガンにしたようです。このこと自体は基本的には賛成です。増税しないで成長を促すために、イノベーション (技術革新) とオープンを全面に出す。イノベーションという言葉自体、もう10年以上も前から言われていて、真新しいものではありませんが、具体的に何をさすのかは、朝刊紙面の演説の全文を見ないと何とも言えません。どうも、経済産業省が今年の6月9日に発表した「新経済成長戦略」がベースになっているようです。尾身財務大臣と元経済産業大臣の中川政調会長が安部政権の経済政策を支えることになるのだと思います。
当面の課題は、10月12日と31日に開催される日銀の金融政策決定会合ではないでしょうか。日銀は利上げする可能性が強いと言われています。これを日銀出身の塩崎官房長官がどう調整するのでしょうか。財務省としては悩ましいところでしょう。金利上昇を抑えつつ、いかに経済成長を実現させるのでしょうか。小泉さんと違い、「米百俵」だの「改革の痛みに耐えろ」だの、国民に負担増を強いるようなことには言及がなかったようですが、来年の参院選を意識してのことであってはならないことは申すまでもありません。
今の景気を維持して財政再建は無理です。
無謀な戦争、狂乱土地ショックに続く第三の敗戦
は残念ながら必至でしょうね。
何故公務員の給料も首相に続き3割カットするので
国民も子供、孫のために協力してくれと言わないのか
政治と経済は表裏一体ですので、「耳ざわりの良い(政治的)フレーズ」の裏に隠された真の(経済的)意図を見ようとすることが必要なのだと思います。
私はどちらかというと右寄りですが、右翼や左翼というカテゴリーを超えて、愛国者と売国奴を見分けることが必要なのだと思います。
真の愛国者であれば、現在の国の実情を率直に国民に明らかにして、徹底的な歳出削減と規制緩和、それでも足りない分は増税で補う、と言うべきです。
戦争したがるのは売国奴だというのは、すべてのケースには当てはまらないかもしれませんが、一面の事実だと思います。
カンさんご指摘の『「耳ざわりの良い(政治的)フレーズ」の裏に隠された真の(経済的)意図を見ようとすることが必要なのだと思います。』に激しく同意します。
わたしはかなりタカ派的な人間だと思ってますが その私から見ても 安倍晋三はおかしい。
とにかく来年の参院選で圧勝することに 今は集中していると思います。
安倍自民を圧勝させたら・・・・とんでもない(取り返しのつかない)極右的失政を次々に打ち出しそうで すごく嫌や予感がします。
国が作った借金は どう考えても『国債清算事業団』みたいな特殊法人を新しく作って この特殊法人に保有してもらうしか方法が無い。(今発行している国債のボリュームの半分以上は保有してもらう) 向こう100年かけても この国債を清算してゆく・・・これくらいの覚悟がある人っていないのでしょうかね。
3倍もの切手を売りさばいちゃった。しかもその売上金は
すべて人件費や局舎の費用としてすでに使ってしまったけど
切手は使われずみなさんの職場・自宅の引き出しに眠っている。
一度にみんながこれを使うと郵政公社は立ち行かなくなるけど
郵便料金を少しずつ値上げしたり、局のリストラやったりして
時間をかせいで、何十年かけてゆっくりと市中に出回った切手を
消化してゆけば、なんとかやっていけるって・・・そんあ・感じで理解
すればいいんでしょうか?
実際の郵政公社の切手の発行残高は、たいしたっこはないようです。
これは、あくまで、たとえ話ですので、誤解なさらないように。
消化どころか相変わらず債務は増え続けているのですから。
いまのままではこの先ずっと国民が必要とする倍もの切手を売り続けていくしかないと思いますが、いつまでも売れるとは限りません。
売れなくなった時、賃金のかわりに切手で支給するしかなくなるのでしょうか。
まあ、これもたとえですが。
郵便貯金は最近減少が続いています。
実際2000年3月末頃の郵便貯金の現在高は約260兆円でした。
ところがこれが本日公表されました2006年9月末時点の金額は193兆円と約67兆円減少しています。
預金流出で気づかないうちにメガバンクがひとつ消えてます。
まあ、それでも特に気にされない郵貯は偉大?かもしれません。
ただ、同じく公表されました郵貯の資産残高を見るとついに国債の比率が67%(131兆円)を超えました。財投への預託金(約35兆円)を合わせれば約85%です。
時系列で見ていくと貯金残高が減少し続け、国債の残高は(財投分が国債に振り替えられているからとはいえ)増加し続けています。
国債を買い支える郵貯がこのまま減少していったとき、誰が買い支えるのでしょうか・・・
(国債の評価損がでると非常にまずい民間銀行?でももう限界?・・・)
数値ですが その出典を明記してください。お手数ですが 宜しくお願いします。
というのは 9月末日の統計が(たとえ郵貯であれ どこであれ) わずか統計数値として二日後に(たとえ速報であったとしても)発表可能なはずはないので・・・二日で統計速報をまとmうぇることは まず不可能なのですが・・・・数値の内容も ちょっと信憑性に欠けるような気がします。
改めて正確に記したいと思います。
まず、資産残高については下記アドレスにあり、2006年8月末時点の数字となります。あきらかに9月末と勘違いする書き方でした。すいません。
http://www.yu-cho.japanpost.jp/j0000000/ju000000.htm
こちらに国債が131兆、預託金34.8兆、資産合計195.4兆とあり、131+34.8=165.8、165.8÷195.4=84.8% 約85%とという計算でした。
もうひとつが2006年9月期の郵便貯金速報(10/2発表)です。
こちらは下記アドレスです。
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/kawase/index.html
こちらに郵便貯金現在高として193.3兆円とありました。(2006年8月と比較して2.1兆円減)
ちなみにこの数字が2000年3月で約260兆円となっていました。
(郵便貯金及び郵政公社のHP参照)
こういった統計がネットで見えるようになっているのは知りませんでした。とても助かります。ありがとうございます。
わずか6年間で メガバンク一個分の資金の移動があったのですね。。。
たぶんほとんどが都市銀行や地方銀行へ流れたのだと思います。
if-aさん 再び恐れ入りますが 郵貯の『預託金』の言葉は私にとっては初耳です。『預託金』は財投債や財投機関債へと郵貯から流れている資金と考えて差し支えないでしょうか。政府保証債へ郵貯から流れている資金も『預託金』に含まれるのでしょうか。。。もしご存知なら是非教えてきた抱きたいです。(すごっくマニアックな質問して申し訳ないです。)
なお、現在は財投改革によりそれまでの預託金の制度から、財投機関債および財投国債の形に変えようとしている途中であり、郵貯の資産残高内で「預託金」が急減しています。
結局、地方自治体や特殊法人に流れる構図はあまり変わってはいませんが・・・
もし、郵貯が財投機関債や財投国債を保有しているとすれば、その項目は「社債(うち公庫公団債等)」や「国債」になると思われます。
あと預託金は政府保証債へも使われているようです。
・・・一応、上記が預託金の説明となりますが、正直私もまだ勉強中で勘違いしている面もあるかもしれません。
財務省のHPに財政投融資の説明が載ってますのでこちらもご参照ください。
http://www.mof.go.jp/zaito/zaito2006.html
私は2001年(平成13年)の財投改革で 郵貯の預託金そのものが消滅していると勘違いしていたみたいです。漸減はしていますが 消滅はまだしていないのですね。(^^;
2001年の財投改革も 同じく2001年の年金改革も すべて お金の流れを右回りから左回りに変えて 『お金の流れ』の呼び方を分かり難い表現に変えただけで 行財政改革は 何も変わらなかったし 行政規模は 返って大きくなりました。官僚って何てズル賢いんだろうと脱帽したのを鮮明に記憶しています。官僚機構の肥大化は 官僚さえも『どうやって肥大化を止めたら良いのか』が分からなくなっているのではないか・・・ふと そんなことを想像したりしてます。厚顔無恥な彼らが 自分から『権益』を手放すことは絶対にないとは 思います。
公務員パッシングを続けるしかないのですが 最近私は疲れてきました。(><)







