441.セーフティネットは自力構築しかないのではないか |
さて、フィナンシャルジャパンの2月号に、日本で働く外国人のワーキングウーマンのインタビュー記事がありました。あるロシア人女性は、国の社会保障制度がしっかりしていないので、みんな将来への不安があり、株式や不動産への投資には積極的だと言っています。特にロシアはインフレ率が高いから現金で持っていると損だと多くの人が考えているようです。中国もやはり社会保障制度が発達しておらず、自分の老後は自分で面倒見なければならないとして、預金や投資には積極的だそうです。日本人は貯蓄はするが、投資はあまりしない。日本の社会保障制度は、まだしっかりしているし、日本国への国民の信頼も厚い、ということなのでしょう。(注:フィナンシャルジャパンの発行者の木村剛氏はかねてより、日本の中学、高校では、投資教育が行われておらず、金融に関する知識も無いまま社会に出て行くことは問題である、と主張しています)
日本が危ない、と庶民が感じるようになれば、金融資産を円で持つ人は激減するでしょうし、日本国債も売れなくなるでしょう。日本国政府は庶民がそういう懸念を持たないように、うまく情報操作をしているのかもしれませんし、気づかせないように、注意をそらしているのかもしれません。しかし、洩れてくる情報をもとに、知識人や富裕層らの多くは既に海外に資産を逃がすなど対策を実施しているはずです。私の知人やまわりにも、そうしたことを考える人が、少しずつ増えてまいりました。こんなことは、ブログを始めたころにはなかったのです。2002年頃から、財政破綻に関する情報が氾濫しはじめ、この2~3年で、その傾向は顕著になったように思います。
今の世の中、いろんな情報が飛び交っているわけですから、自分で判断した上で、実際に行動するしないは、その人の性格や決断力によるものと思います。しかし、最終的には、自分や自分の家族は自分で守る、という「自助努力」、やはりこれしかないように思います。
その具体策を、どうするかという、話しかないですよね。
まず、「破綻ありき」ではないですが、太平洋戦争敗戦時期にも匹敵する公債発行残高、世界にも誇れる国民皆医療保険、高齢化、少子化、OECD最低の消費税率、課税最低年収の高さ、OECD最高の公共事業費率、どれをとっても、改革?が必要なのでしょう(今は、見入りは少ないが出るのは多い)。
という事は、国のセーフティネットも、改革されて、穴だらけになるのですよね。そうすると、自分で、穴を繕わねばならないわけですね。
増税と公共サービス削減は、さけられないので、どの程度まで進むのか、預金封鎖や、財産税まで行くのか、国債のデフォルトがおきるのか、
その、前兆を捕らえていく事。そして、それぞれに対応していく、という事でしょう。
そのためにも、いろいろなブログが存在し続けてほしいと切に望みます。
なにしろ、いくつかのブログに出会わなければ、破綻を真剣に考える事など無かったのですから。
日本の財政や将来は大体の方向は予測できるのですが、急激な変化はいつになるかは予測不能です。
ロシアもアルゼンチン、韓国も庶民にとっては突然の出来事だったと記憶しています。
マスメディアが政治に牛耳られると危ない、これは世界の常識です。
投資を見ると。
日本における株式投資は証券会社や機関投資家のインサイダーまがいの市場では本当にギャンブルとしか言いようが無い。
預金金利も、企業の搾取に利用されていますし、日本政府は借金が大きくなりすぎて金利上げることは阻止しないといけない。
やはり、海外へ投資が流れるのは自然な流れだと思っています。
リスクを取らず金利5%の通貨に置いておけば、15年で2倍になります。
海外の銀行や証券会社の方が日本の金融機関より信用が出来ますし。
為替リスクも、危ない通貨(変動率の高い通貨・ランドなど)に手を出さなければ、未来の円安は確実と思っていますので、少ないと思います。
ただ、高校生以下に投資(株)は教育すべきではないと思っています。
株はギャンブルと違いはありません、特に日本株は会社の内容を反映していない物が多く、競馬の予想と変わらない気がします。
我が家の子供たちには中学生になってから、投資教育(のつもり、です)を始めました。まず木村剛「投資戦略の発想法」&本多静六「私の財産告白」だけ読ませてから、為替と証券をさせています。
そろそろ「ランダムウォーカー」その他の基本教科書を本格的に読ませてもいいかな、という感じに育っています。
長期的な視点でお金と人生を考えるにはいいようです。
不必要な偏見や投機に走らないなどの効果も見受けられます。
クラブ活動その他に忙しそうですが、市場の動きにはなんとなく目配りしている様子で、なかなかどっしりとした(ものぐさな?)投資家ぶりで、親子でそのような話もできるのは、なかなか楽しいコミュニケーションでもあります。
>最も重要なのは、スキルアップなどではなく、心と体のケアではないか
全くもって、その通りと思います。健康を害してしまって働けなくなってしまったら、ホントに苦しい状況に転落してしまいます。元気に働けてこそ苦しくとも収入の道があるのですから。
(残念なことに、一度痛い目を見ないと分からないのが人間ですが・・・)
財政大変動時代の、一番のSafetyNetは、何より“健康”とそして(家族、人との)“絆”であるというご意見には同感いたします。
日本のカネの殆どは一部の金持ちに支配されていると聞きます。
もしキャピタルフライトが進んでいるのなら、それが一部の富裕層のみであっても、何がしかの目に見える変化があってもいいような気がしますが・・・
>国の財政が破綻するような緊急事態、異常事態においてワークするような「セーフティーネット」って、そもそも想定しにくいですよね。
記事No.441の趣旨は、そこまで深く踏み込んで書いたのではないのですが、実際、有事に際しての庶民向け、万人向けのSafety Net というのは難しいです。
>・・多くは既に海外に資産を逃がすなど対策を実施しているはずです・・
既に海外に逃避した資産は、どの程度なのでしょうか?
①05年末の日本の対外資産は、506兆円、対外債務326兆円を差し引くと、純資産180兆円だそうです。(資産には政府の外貨準備も含みます。) 日銀資料
海外に逃避している日本人の資産は、この数字の外数なのでしょうか? 内数なのでしょうか?
②月次の国の経常収支では、今や貿易・サービス収支以上に、所得収支(海外投資の利子・配当・・と理解しておりますが)が、1兆円/月の黒字だったと思います。
海外に逃避している資金に対する利息・配当は、この数字の外数なのでしょうか?
質問の意図は、出来ることなら、海外逃避している資金のボリュームの推移(トレンド)を認識しておきたい・・・というものです。
(もっとも、国内の当局のデーターの内数なら、海外逃避・・とは言えないのですかね?)
よろしくお願いいたします。
日本の富裕層の場合は金融資産が10億円以下というのが欧米に比べて極端に少ないのです。その金融資産もIPO長者の創業社長などでは株式保有などが中心で、現金でもたれている方は少ない。富裕層が資産を海外へ逃避されても 合計として統計に表れるのは とても少ないです。しかも 大方の方は数年前に資産逃避を終えてると考えられます。(中略)富裕層の方は、現金を実際に飛行機に乗って海外へ持ち運ばれたり、あるいは金貨や金の延べ板を購入して、貸し金庫へ保有したり、ドルも購入して自宅で保有されたりと、一言で言えば、統計に表れない手法と使っているという話はよく伺います。さらに、2000年に入ってからは、私も含めて平均的な中産階級の方が外貨保有を始めました。日銀統計月報の外債の部分や投資信託の部分は 2000年からじわじわ増えております。つまり じわじわ外貨建ての金融商品の購入者は増えています。最近はドルへの投資は一巡して、ユーロ、ポンド、オージー、ニュージーランドドル、カナダドルなど、逃避先の国が分散され始めた傾向が見られます。
ただ、直感的に考えて、①に関しては、海外逃避分を正確に捕捉し、公表しているとは考えにくい。②についても、こうした統計上の数字には表れていないのではないかと推定します。
ただ、どうやれば推測できるのでしょうか・・。「自助努力」するには、現実の姿を正しく把握する事が、第一歩かと・・思ったものですから。(常連さま、ご存知の方・・ご教示下さい。)
国家破産・・が行くところまでいって、「貨幣経済システムの停止」という事態にまでは、行かないことを願っております。
日本国内で生活する以上(国外逃避が出来ない以上)、今の我々日本人に「自助努力」で出来ることは限られているのかな・・と思っております。
(あまりにも悲観的ですかね・・)
夜分遅く、失礼しました。
予防注射もセーフティネットっちいやぁ、そうですよね。昔は当たり前のように子供はみんなやっていました。その後、効果がない、むしろ逆効果というのが定説になって、廃止になったと聞いていますが、実際は公負担の費用がネックだったのでしょうか。









