488.参議院選挙後に政局になるのではないか |
6月10日の共同通信社の配信記事によると、日本世論調査会は7月22日に投票が想定されている (このままいくと国会の引き延ばし策も考えられますが) 参議院選挙の争点としては、74.9%の人が年金などの社会保障であると回答しています。(2006年12月調査では、 51.8%であり大幅に増えている) このまま、参議院選挙に突入するとどうなるのでしょうか。与党の議席数は 「過半数を割った方が良い」 が47%と、「過半数を上回った方が良い」 の 44%を上回っています。共同通信社の緊急電話世論調査によると、内閣支持率が35.8%に急落していることが分かった。(5月中旬と比べ11.8ポイント下落) 不支持率は10.5ポイント上がり48.7%であり、このまま選挙戦に突入すると、惨敗は目に見えています。
自民党は、どのような手に打って出るでしょうか。最後に残された手段は、「悪材料出尽くし」 くらいしか考えられません。6月いっぱいかけて、ウミを出し尽くすくらいしか方法はないのではないでしょうか。年金の制度設計の根本部分から議論している時間はありませんから、現在の年金受給世代に受け入れられそうな弥縫策を打ち出すしかありません。(この点に関しては、民主党とて同様です) しかし、今回の選挙では、50代、40代がどのような投票行動に出るのか注目されます。大量の批判票が出るのでしょうか。共同通信社の記事では、参議院選挙には 「行く」 と 「多分行く」 が合わせて90%と 「小泉ブーム」 だった2001年5月の調査時点とほぼ同じ結果となっていることから関心の高さがうかがえます。そして、選挙後は政局になるのではないでしょうか。
一方で、国家を信用し続けてきた社会主義時代からの年金生活者の多くは、自殺に追い込まれました。
日本でも、東欧圏で起きたことと同じ現象がいずれ起きるのではないかと考えられます。痛みを拒否し続けていては、事態は悪化する一方です。
うみをを出し切りたくても、うみの中にどっぷり使っているのが現状でしょうね。(>_<)
年金ゼロ、医療は全額自己負担、行政サービスゼロ、あたりが、終着点でしょうか。でも、税金はなくならないのでしょうね。
世界の中で、株価もだけど、円だけが取り残され始めているのが良くわかります。