508.民主党のマニュフェストは、時代に逆行する社会主義政策 |
お時間のある方は、民主党のマニュフェストをダウンロードしてみて下さい。
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2007/index.html
これ以外にも農業の 「戸別所得補償制度」 の創設、最低賃金引き上げのための中小企業対策などがあって、まるで、昔の 「日本社会党」 を彷彿させる政策の羅列です。そして、これらはすべて、政府支出を増大させる。
財政は大丈夫でしょうか。マニュフェストでは、これらの政策を実現するために、補助金・交付金を廃止し6.4兆円、行政経費の節減で1.3兆円、特殊法人・独立行政法人の廃止・特別会計等の原則廃止で3.8兆円、国家公務員の人件費2割削減で1.1兆円、所得税等税制の見直しで2.7兆円で合計15.3兆円の財源を生み出す、としています。
「大機小機」 は、「仮に小沢民主党の政策がそのまま実現したら、日本の国のかたちは変わるだろう。英国とは逆の方向にである。そうでないというならば、小沢代表はもっと国民に説明すべきである。今の説明ではまだわからない」 とかなり手厳しく批判しています。私もよく理解できませんし、仮に今回の参院選では風が吹いても、このマニュフェストで衆議院選を戦えるのでしょうか。日本の民主党は、庶民受けのする政策を並べ、社会民主主義を標榜しつつ、改憲を主張するという、わかりにくいスタンスを取っているような気がいたします。
地方振興、格差是正というのは、地方の一人区では耳障りがいいと思いますが、補助金と交付金の廃止はそれに逆行するものであり、そうならないためには、地方分権が先行しなければなりません。地方分権というのは、もう何十年も前から言われていますが、いっこうに進展していない。地方分権を阻む勢力は、与党や官僚ばかりではありません。日本の構造そのものを変えなければならない。結果的に、財政削減も難しく、負担のみが大幅に増え、大きな政府になるような気がいたします。これでは、政権与党にお灸をすえる意味で今回は反対票を投じても、衆院選で自民党を逆転するのは難しいような気がいたします。
ですから、マニュフェストも政権を取るためのマニュフェストであり、政権を取ったらマニュフェストも変えるのではないかと思います。
与党との違いを出すのが小沢氏の目的ですから、
自社さ政権のように自民党が左寄りの時は小沢氏は右寄りになり、
小泉・安倍政権のように自民党が右寄りの時は小沢氏は左寄りになるのだと思います。
あのマニュフェストには、どれも実現できそうにないものばかりです。
やっと景気が回復してきたのに、政権を交代させてしまうこともマイナスだと思っています。発足して1年未満の政権を簡単に変えてしまうようでは、激動の時代にロクなことにならないはずです。
80年代以降の西側先進国の首脳を見ても、片手で数えることができます。日本は両手でも足りないです。この状態がバブル崩壊以降の日本の混迷をさらに深めたのだと思います。
小沢氏が時代の要請にマッチしていたのは、やはり90年代だったと思います。小沢氏は90年代に政権を取るべき人だったと思います
ただ、米国の民主党は低所得層や移民などの社会的弱者を支援しているし、共和党は大企業寄りの傾向にあるところから、日本の民主党も米国型を目指しているのかもしれません。共和党の歴代大統領は、日本の自民党の総理と蜜月関係を築いています。民主党大統領はいつも、日本に対して厳しい要求を突きつけてくる。米国は来年は、民主党の大統領が生まれそうですね。
やはり、日本を変えていく、新しい日米関係の構築には、日本の民主党しかないのかもしれません。庶民の視点に立った新保守主義を目指すというのは、悪くないかもしれません。それにしても、あのマニュフェストは私の採点では、100点満点のせいぜい、ヒト桁ですね。









