531.橋本高知県知事の挫折と寂しすぎる退職金問題 |
■■(記事から一部引用)
高知県議会は10月10日、今期限りで引退する橋本大二郎知事の今期分の退職金2750万円の返上を求める決議を自民などの賛成多数で可決した。県財政が危機的状況にあり、県経済が低迷していることなどが理由としている。決議に強制力はなく、知事は返上しない考えを明らかにした。決議は「他県でも財政状況や県民感情を考え、返上する例もみられる。当県も県民感情に沿った対応として退職金は返上すべきだ」としているが、橋本知事は「返さなければならない理由がわからない。財政の厳しさは国の三位一体の改革が最大の原因」と語った。高知県は2003年度に退職金が任期毎に支給されるよう条例を改正。橋本知事にはこれまでに約1億5千万円の退職金が支給されている。
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橋本知事は、1991年12月に初当選以来、5期16年にわたり、高知県政に手腕をふるわれていましたが、11月29日に行われる次期知事選には不出馬を表明しており、国政の場に転じるのではないか、といわれているようです。記事にあるように、県財政は知事の退職金も払えないほど困窮しているようです。知事の退職金は多くの県で任期が終わる毎に支給されているようですが、これまでに支払われた退職金の累計額1億5千万円という額は決して小さくありません。ただ、ルールとして決まっており、なおかつ県政史上の功労者に対して、退職金を返上しろ、という決議自体、淋しい話です。橋本知事は、高知県の財政がもう立て直すことが困難な状況になっていて、もはやこの県は再起不能、として地方からの改革に挫折して知事をやめていく。やはり地方からの改革には限界があり、それが国政に出て行く小さなきっかけとなったのかもしれません。
★ブログ記事を書くに当たり、以下のwebサイトを参考といたしました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%8B%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E4%BA%8C%E9%83%8E
http://www.pref.kochi.jp/~hisho/chiji/
地方政府の財政改革の方が中央政府より楽ですよ。
昔は雄藩と言いましたがこれからはグローバル企業が
覇を争う時代になっていくのでしょう。この場合の覇とは
食糧やエネルギーや水のような不足する物資の事です。
富の二極化の次は教育の二極化で次は情報の二極化です。
人々の国家に対する考え方も代わりそうです。
http://wanderer.exblog.jp/6308558/
厚生労働省は15日、政府が2011年度中の導入を目指す「社会保障カード(仮称)」について、年金手帳や健康保険証、介護保険証などを統合したカードとすることなどを明記した概要を公表した。
>多くの県で、任期4年毎に退職金を2~3千万もらっているようですが、
これはどうだったかな~?ちょっと調べないとわかりません。
>任期が終わると選挙です。選挙には金がかかる。現職有利ですね。
これは橋本知事のずるがしこいところですね







