546.嗚呼、消費増税よ何処へ行く… |
今、消費税論議はどうなっているのか、直近の約1ヶ月前までさかのぼって整理してみましょう。日経新聞の見出しを時系列で追跡し記事を要約してみます。
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①10月18日、消費税最大2.5%上げ必要
PBを2011年度に黒字化するためには、名目成長3.0%を2.2%に下げるなら、消費税換算で2.5% の引き上げが必要。(経済財政諮問会議試算)
②10月23日、「消費税で福祉」 議論そろり
社会保障と税制改革を一体で議論する政府・与党の初会合で消費税増税を含めて検討する姿勢をにじませた。
③10月24日、消費税5-7%上げ必要
基礎年金の国庫負担を1/2に上げるには、消費税率1%上げが必要で、全額税方式に移行するのなら、消費税換算で5~7%分が不足。(経済財政諮問会議試算)
④10月31日、早期増税で一致
10月17日の経済財政諮問会議の提示委内容 (上記①) を基に、政府税調が議論。
⑤11月6日、社会保障維持へ消費増税
社会保障費の増大に対応して消費税率の引き上げを促す。(政府税調)
⑥11月15日、消費税率10%程度
政府が債務残高を安定的に減らすとしている2015年頃までに、10%程度に消費税を引き上げるのが望ましいと提言 (自民党財政改革研究会 (与謝野馨会長))
⑦11月18日、与謝野氏 「苦い薬も」
与謝野馨氏 (前出) は、熊本県天草市の講演で消費税の増税を強調、「すぐには日本の財政は良くならない。消費増税なしでやっていけると言う人は物事をしらない人だ」、と発言し、上記⑥の内容を強調
⑧11月21日、消費税、社会保障財源に
政府税調は、消費税増税の必要性を答申。ただし、福田首相は2008年度の消費税増税を見送る考えを示す。答申も上げ幅と実施時期は明記せず。
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以上が、直近までの動きです。現時点で、福田内閣は2008年度中に消費増税実施はしないと明言していることから、最短で増税時期は2009年4月と読めます。増税幅は、基礎年金の負担方式をめぐって、今後議論になると思われますが、民主党が消費税増税に反対していることから、社会福祉財源をめぐって与野党が対立し、次期総選挙の最大の争点となると考えます。消費税に関して、11月6日付けの朝日の世論調査によると、消費税増税必要が43 %に対して、必要ないが49%と拮抗していますが、社会保障のために引き上げが必要という考え方には、納得できる36%に対して、納得できないが54%と大きく差が開いています。これには、若年層の反発が強いのではないか、と記事は分析しています。
さらに記事から引用しますと、「政府・与党が消費増税を検討する理由には財政再建があることは明らか、財務省は「財政再建のために増税するといえば反発が強まるが、社会保障目的といった方が通りがいい」 と考えているようです。本音として、財政再建目的といえないのは、政府の歳出削減などの努力が足りない、という国民の反発を考慮してのことでしょう。消費税増税は、現時点で2008年度中の増税がない、ということ以外に何も決まっていませんが、今後は、社会福祉財源を民主党がどのように捻出してくるか、注視する必要があると思います。
今日(既に昨日ですが)の月例経済報告では「回復基調を維持」と発表されていましたが、確実に景気は悪化しています。
既に製造業にまで影響は出てきており、夏以降、産業用工作機械の中古物件が市場に数多く出回るようになってきました。
日本を支えてきた中小企業はどんどん倒れています。
今までは大企業の増益によりなんとか保ってきましたが、アメリカの景気減速・後退が起きる中で輸出も抑えられていくでしょうし、中小企業の倒産の増加やサラリーマンのボーナスの減少、原油高による値上げと、財布のヒモを締める事柄が目白押しです。
これから景気が回復に向かう、という状況であればまだわかるのですが、明らかに不安定要因の方が多すぎます。
こんな状態では消費税増税を決定するだけでも再度不況に突入するのではないかと心配になります。
「税収見込み額が減額になった」との報道もあり、「財政再建のため」に増税は必要なのでしょうが、この最悪のタイミングで増税に向かうのは正直危険ではないか、と思わざるをえません。
います。増税も、財政規律の維持もできない政治家は
ポピュリストでと切り捨てています。
日本は増税さけられず、金持ち優遇批判をさけるため
株式関連の税金はあげざるをえないでしょう。(ま、
私は現在、株はやっていませんので・・・)しかし、
結局国内の株式保有がへり、外人さん、中国や中東の
マネーが金余りで日本株式も買いに来るでしょう。
株価はいずれはあがるという期待はありますが、逆に
言えば日本企業を安値で売り渡すということになる
かもしれません。売ったのは日本自身の選択なのだから
文句は言えません。
ある朝出社すると、社長が鄧小平さんになっていたり、
アブドル・何とかさんになって、本社ビルの最上階は
モスクになっていたりして・・・。日本の正規従業員は
は全員、派遣にかわったりして・・・。
これも国際化、世界の人々が均等に豊かになる(相対的に
日本のランクは下がる)ということ。
そうなれば戦争ができなくなりこれが、人類の長年の夢の
なのだからよころばないといけないのではないでしょうね。
年金財源を、
電波の入札制、
デタラメな、CO2に課税したり、
トドメが宝くじ、など
他の手段が論じられないところが怪しいです。
思いやり予算などくれてやるのなら、統帥権をもらわないとね。
現受給者に対する年金支給終了と年金制度の清算を宣言すれば、消費税増税は不要でしょう。(社会保障費が国家を疲弊させていることは火を見るより明らか!)
小さな国家を目指すべき時に、これ以上金を出せと逆徒守屋のようなおねだりをすべきではありません。
現在の給付を維持することが無条件の前提になっており、その延長線上で増税が議論されています。大きい政府で行くのか小さい政府で行くのかの選択肢が示されていないし、国民も大きい政府とは何か、小さい政府とは何かを良く理解していないのではないでしょうか。この点について、竹中平蔵氏が日経ネットPLUSで述べていますので、ご一読をお勧めします。
また、大前研一氏がSAPIO誌上で述べているように、所得税の減税またはフラット化、法人税の25%への収斂、相続税の廃止が世界の三大潮流であるという点も国民に説明されなければならないと思います。世界的競争に負けてしまえば、現在の給付を維持することも難しくなるのですから。









