619.あなたはもう忘れたかしら、2011年の公約なんて |
■■基礎的財政収支、11年度に3兆9000億円の赤字~諮問会議で試算
政府が掲げる2011年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化が一段と困難になっていることが22日夕、明らかになった。日本経団連の御手洗冨士夫会長ら経済財政諮問会議(議長・福田康夫首相)の民間議員は同日夕の会合に、日本経済が一定程度の成長を保った上で歳出削減が順調に進んだ場合でも基礎的財政収支が3兆9000億円の赤字になるとの試算を提出。従来の想定から赤字幅が拡大し、増税なしでの財政再建に黄信号がともった格好だ。同試算は内閣府が取りまとめ、諮問会議の民間議員が22日の提言の参考資料として同日の会合に提出した。今回は原油価格の高騰や米経済の減速などを勘案し、1月にまとめた経済見通し「進路と戦略」での試算より慎重に積算した。(NIKKEI NET、7月22日)
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財務省は7月18日付け朝刊各紙ですでに記者発表していますから、この記事自体には何のオドロキもありません。さかのぼれば、財務省が、増税なしでは基礎的財政収支の2011年度の政府公約は達成不可能、とマスコミに最初に発表したのは、2008年1月12日でした。(2008年1月18日、記事No.563参照) 成長率をどう見積もるかによって、数字はいかようにも操作できます。そして、これを境に政府・税調は、消費税増税の道を模索しはじめ、福田内閣は迷走しつつも、ついに 「2~3年で判断する」 として、結論を先送りしてしまいます。(6月24日付け朝刊各紙) 解散・総選挙を前提に考えれば、増税色を打ち出せば、選挙戦は勝てません。折しも景気は下振れし、道路特別会計での不適切な支出や税金のムダ遣いが野党によって、小出しに連日、国会の場にさらされます。これはもう誰が考えても、消費税アップの議論は無理でしょう。消費税アップが当面無理と見るや、財務省は年金国庫負担増 (現行1/3→1/2 とし、税負担を1/6アップさせる) を見送ろうとしています。(7月18日朝刊各紙) 財務省は社会福祉を人質にとって消費税アップを目論んでいるのは明らかです。
もうお忘れかもしれませんが、2011年度の基礎的財政収支均衡という目標は、2005年の衆院選の時の小泉自民党の選挙公約だったのです。その時、2007年を目処に消費税率について議論をする、と言っていた。もう過ぎました。そして、さらに先送りされようとしています。黒幕財務省のシナリオどおりに与党が踊らないのは、政府としても、歯がゆい思いをしているのではないか、と考えます。2011年の公約は、対外的に、いや国際的にみて大きい意味を持つのではないかと考えると、今の時点でもう無理だ、と大々的に宣伝することにより、将来の時点での影響を緩和しようとしているのかもしれません。いや、そこまでは考えていないだろう、消費税率アップが無理だったので、きっとヤケを起こしているのだ、違いますか? いずれにしましても、日本国に対する信任は確実に低下していくように思えます。
21世紀になりましたが地震の予測も意味はないようです。
一部の権力者が利益を得る為に情報を恣意的に使用する。
大分県の教師など可愛い者です。
ところで、以前、ご紹介いただいたサイトに登録したら、文芸社の編集者から原稿を送れ、という電話がありました。このサイトの記事は原稿用紙換算で2400枚です。それを200枚にして、7月30日までに送れ、といわれました。時間がありません。原稿持ち込みなので、どこかの会社のように自費出版ではありません。記事圧縮して、整理するようになるので、送ってみようとおもいますが、編集者の判断で、没となる可能性もあります。結果がどうなったか、またご報告します。
いつまで経っても「次の選挙」が怖くて議論に入れません。
アメリカは、矢継ぎ早に手を打ってきたようです。
米上院、住宅公社支援法案通過へ前進
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080726AT2M2503V25072008.html
「空売り規制、全銘柄に」 米SEC委員長が方針
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20080725AS2M2500625072008.html
米国債格付け、住宅公社救済でもトリプルA ムーディーズ
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080725AT2M2501625072008.html
ハリマオです。
100年安心の年金制度っていうのもありましたね。ただし
賞味期限3年間でしたが・・・。
公人が公の場で発言したことが守られないなら、政治家を
辞職させるくらいのルールがあってもいいですね。
あ、それと、米国ですが、ウォール街の高給取りの失敗を
米国民の税金で救ったということですので、感心できません。
私はといいますと、文芸社の編集者から、7月30日必着で、原稿用紙で200枚に整理して送れ、といわれ実質5日しかなかったので、25日に有休を取り、金・土で168枚書きました。明日までに完成させ、一度プリントアウトして校正し、月曜には発送しようと思っています。このブログの記事は原稿用紙換算で約2500枚です。そのうち、駄作が約2割、古すぎて使えない物が3割。実質1200枚程度でしょうか。しかし、新たにかなりの部分を加筆修正しましたので、かなり手こずりました。本になるかどうかは、まだわかりませんが、難しいかもしれません。記事を読み返すと、引用があまりにも多いのと、時点修正が必要なものがかなりあるので。この企画、没になるような気がします。もしも、本になったら、買って下さいね。
>はっきり言って、自信はありません。7,000を超すコメントがこのブログの宝です。
私は幾つかの国内外の文筆家や海外の土地、国内の地所や株券、会社を支援してきました。
それが宝です。私はあまり酒が好きでなく、キャバクラなどの風俗も嫌いでした。だからそちらに余剰物を流していました。
だから情報関係にはネットワークがあります。もし出版されたら宣伝しましょうか?
瞬間的にですが7000の力を3倍程度は引き上げることができます。
10000冊売れればヒットという出版不況の時代です。
財政破綻した時に役立つSafty Netが何なのかの集大成を期待しております。
はい。時代は管理人 (わんだぁ)に追いついてくるはずです。
良い作品を出して少しでも社会を明るくしてください。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080728-00000040-yom-bus_all
電気料金、来年1月から800円上げ…東電が新料金体系
別に財政再建の風潮が後退したわけでもなければ、日本経済の実力が低下したわけでもない。
単に減速入りのタイミングが悪かったってだけで、仮に2011年に黒字化できなくて
何が問題なのかイマイチ理解できません。
財務省や内閣府の推計どおりPB黒字化出来なかったとしても、赤字額は精精2~4兆円。
現時点でGDP比債務はほとんど均衡状態だから、少しズレ込んだといっても
すぐに財政が破綻してしまうとは考えにくい。
そもそも財政の限界の定義があやふやなのではないでしょうか?
300兆円限界説とか500兆円限界説とか700兆円限界説とか
03年破綻説とか05年破綻説とか08年破綻説とか。
「限界は○兆円」「00年には破綻する」の類の予測はことごとく外れていますし。
現在の借金でも、年間利払いに20兆円以上かかっています。税収がわずか50兆円台で、利払い費がさらに増加すれば、借金は無限大に膨張してしまうと思います。もうこれ以上借金を増やすことは、極めて危険です。2011年財政収支黒字化の旗をおろして、さらに借金を増やすのは破綻に大きく近づくと思います。
2011年の公約をおろして次の目標という考えもあるでしょうが、借金が膨張するので、それでは間に合わなくなるような気がするのですが?・・・
ヨコヤマネー様
金利の上昇は景気拡大に伴うものであれば問題ないと思います。
ソースは失念しましたが、とあるインタゲ支持の経済学者の試算で
ある程度のインフレを維持しつつ財政運営を行った場合
もうひとつのシナリオと比べて、最初の数年こそGDP比債務の増えるものの
その後は徐々に減少し、10年くらいで非インタゲシナリオとインタゲシナリオの
GDP比債務額は逆転する、という結果になりました。
利払い費と税収の伸びは性格がそもそも違います。
単純計算で比較するのはよくないのではないでしょうか。
2011年問題は聞いたことがありますが、別に2011年の黒字化を達成したからといって
翌年以降の借り換え額が大きく変動するわけではありませんよね。
今後、デフレの解消により日本の金利は徐々に上昇していき
2010年代半ばには3.5パーセントを超えるといわれています。
(もちろん、インフレに伴う金利上昇ですから、問題ありません)
金利が上昇すれば、海外から資金を調達しやすくなりますし
海外の投資先と比べた相対的な魅力も上がりますから
国内からの投資も増えます。調達先については特に心配する必要はないんじゃないか
と考えています。
移民、外資の積極的受け入れ、イノベーションなどの内いくつかを実行し
効果を挙げることが出来れば2050年以降も今と同程度か
今以上の成長力を維持できるそうです。
それらのいくつかに準じた動きは政府内でも見られるようになって来てます。
2011年は、財政健全化へのスタートとなるはずでした。成長率の見積もりと税収の組み合わせで、いかようにも操作できますが、財務省が、達成困難、と言っているのは、消費税を上げさせろ、でないとムリ。と言っていると解釈しています。2011年の公約達成のベースとなる成長率の見積もりを低めにしているということは、この先、1~2年は高い経済成長は難しいということだと思います。今後の人口構成を考えると高い経済成長は難しいかもしれない。サブプライムの問題は2009年後半まで尾を引き、世界景気の足を引っ張るというエコノミスト達の予言がありますが、こちらの方は、ちょっとわかりません。単純に金利が上昇すればいいか、というとそんなことはなく、このままいくと、スタグフレーションの世界(不況下のインフレ) に突入する可能性もあるし、すでに片足を突っ込んでいるという見方もできるでしょう。ふつうインフレになれば金利は上がると言われていますが、今回はちょっとわかりません。国債のほうは、外国からの買いが入れば需給が好転し、国債金利は安定するでしょう。大前さんのメルマガの内容にはクビをひねりたくなります。
景気拡大に伴う金利上昇であれば問題ない・・・その御意見ごもっともです。さらに経済成長率以下に金利を抑えることができれば、大歓迎でしょう。日本の未来が見えてきます。
しかし現実に目を向けると、今のところ低成長にあえいでいる状況にあり、世界情勢を見てもそう簡単に高い成長率を達成できる環境にはないと思います。
私が心配しているのは、①このままデフレが続き、借金はゆっくり増大し破綻②低成長のまま金利が上昇し、いっきに破綻・・・いずれの可能性も否定できないと思います。
日本は景気拡大に向けて、どのようにはずみをつけるか?また景気拡大後、低金利を維持する必要もあり、いろいろ考えると高いハードルがいくつもある・・・そう思います。
返信ありがとうございます。
大前さんとは大前研一さんのことでしょうか?
ヨコヤマネーさん
あくまで「今のところ」です。実質成長で見れば既に欧米と大差なく
名目成長を抑えている原因であるデフレも、経団連の推計によると
今後徐々に改善し(財政展望の試算によればリスクシナリオでも来年にはプラ転)
2010年代半ばには3.5パーセントを超える(こっちは別の試算です)のだそうです。
財政問題は長い目で見るべきであり、一時的な景気動向で一喜一憂するべきではないと思います。
もっとも、これは破綻論者のみならず私と同じ否定的な人にも言えることですが。。
押し付けるつもりはありません。念のため。
リフレ派の常套文句ですね。リフレ派は都合のよい前提を持ち出す議論で経済学的に正しいとは限りません。国家破綻危惧派は、景気回復下でない金利上昇(信用リスクによる金利上昇)を恐れているわけであり、景気なんかよくないことが前提で議論しています。現実に、日本経済は、鉱工業生産が連続でマイナスなように、景気悪化局面にあります。
また、リフレ派は、インフレになれば、イコール、好況なのだから、賃金も上がっているはずとインフレを待望しましたが、現在、上限のCPI2%上昇でも、賃金は下がり、労働社会層の生活は苦しくなり、消費不況、スタグフレーションが現実化しています。リフレ派は、生活の現実を見るべきでしょう。
現在のインフレ率を考えると、少なくとも1年以内に長期金利は2%を突破すると思います。そうなれば、景気回復に伴う金利上昇が問題なのかそうでないのかが実証されると思います。
もちろん、成長を伴わない物価上昇は悪以外の何者でもないでしょう。
ただし、そのような状況が2、3年続いたからといって財政が破綻するとは思えません。
今の状況だけ見て「ほら、不況下でもインフレが起こっている。だから破綻する」
というのは理屈として無理がありすぎるような気がします。
2001年、小泉さんが構造改革を叫びながら首相になり、7年の歳月が流れました。借金は減るどころか、かなり増えました。2011年プライマリーバランス0を目標に掲げました。これは2011年に利払い費を除く基礎的財政収支のGDP比を0にする目標ですが、これも頓挫しそうです。普通の感性があれば、「いつになったら、借金増加は止まるのか?もしかしたら、止められないのでは?」と不信感が湧いてくるのではないでしょうか?間違いなく言えることは、「借金が無限大に膨張する時、将来のいずれかの時点で必ず破綻してしまう」ということです。現時点でその可能性を否定できません。
誤解を招いているかもしれないので一応。私は2011年のPB黒字化が失敗しても
財政の持続可能性にはほとんど影響しないと考えていますが
だからといってPB黒字化が不要であるなどと言っているわけではないし
当然債務の増加が続けばいずれ限界を迎えるということを否定するつもりもありません。









