620.世界の金余りは日本を救う |
■■ 日本国債:海外投資家の保有額 50兆2205億円、前年同月比20.6%増
●「安全な投資を求める」ポートフォリオが日本国債を求め始めた
海外投資家の日本国債への投資が増えてきています。日銀の資金循環統計によると、海外投資家の日本国債の保有額は今年3月末時点で前年同月末比20.6%増の50兆2205億円となり、初めて50兆円を突破したとのことです。最近では世界のお金がほとんど集まらず世界経済から孤立していた日本に、ここに来てお金が流れてきているというのは、非常に面白い現象だと思います。日本国債などつい最近までは、日本国民以外は誰も手を出していなかった金融商品です。
少しニュアンスは違うかもしれませんが、これは「残り物には福がある」的な意味合いが強いと私は思います。今、世界の投資家にとっては、非常に頭が痛い時期だと思います。何に投資してもすぐにマイナスになってしまう、あるいは、せっかく上手く利益が出ていると思っても下振れリスクに悩まされるという状況が続いているからです。
そのような状況で、特に魅力的な投資商品だったのが原油です。しかし、原油にしても世界の投資家が抱える6000兆円もの投資資金を吸収するには、受け皿としては小さすぎます。
加えて、この1週間で16ドル近くも値が下落してしまい、大きな損失を被った人も大勢いたのではないかと思います。
ここまでくると、利幅としての魅力が大きくない商品であっても、取り敢えず、下振れリスクが少ない商品に投資しておく、という発想になるのは理解できます。そして、その条件に合致したのが、利回りは1%後半~2%前半という水準ではあるものの、大量に発行されていて安定感のある日本国債ということです。
同じ国債であれば、確かに米国債も歴史的に絶大な信頼を得ている国債ですが、今の米国経済の状況からすると、米国債であっても下振れリスクが出てくる可能性があると私は思います。サブプライムに端を発する各金融機関の問題解決に当たって、結局、当局による米金融機関の救済措置がどこまで拡大するのか、図りかねている状況だからです。こうした諸々の状況から、10年前には10兆円強に過ぎなかった海外投資家の日本国債への投資額が、ここにきて30兆円、40兆円と拡大し、遂には50兆円を突破したというわけです。
世界の投資資金の総額6000兆円という規模からすると50兆円では微々たるものですが、「利回りが低くても安全な方がいい」という投資戦略の変化と、その結果日本に資金が流れる
という構図には注目するべきだと思います。日本国債は、世界の投資資金の「安全な投資を求める」ポートフォリオの一部の受け皿として機能し始めているということです。
※「海外投資家の日本国債保有状況」チャートを見る
http://vil.forcast.jp/c/ajkeab6nwh2Nglaf
●さらに、日本の土地にも世界の投資資金が流れてくる可能性がある
さまよえる世界の6000兆円の投資資金は、日本国債以外には、他にどんな受け皿が考えられるでしょうか?これは、もう1つしか答えはありません。それは「土地」です。世界的に見渡しても、「土地」以外には考えられない状況だと思います。その土地についても、これからは「日本の土地」が投資対象として注目される可能性があると私は見ています。
世界の土地の値段を見てみると、例えば香港などは土地価格が行き着くところまで上がっている状況です。
一方、日本の土地は昨年くらいから低迷し始めています。今の日本国内の土地価格は、世界の主要都市の土地価格と比べると、他のどの都市よりも安くなっていますから、絶好の投資のチャンスと見る人も出てくるでしょう。さらには、日本国内では、銀行が不動産投資への融資を手控えている状況になっていますから、海外からの投資資金が流れてくる可能性は非常に高いと思います。私の見込みでは、来年くらいまでに世界の土地物件を見回して魅力的な物件が見当たらないなら、世界の投資資金が一気に日本の土地に流れてくるのではないかと思います。
実は、3年ほど前にも同じような状況がありました。その時には、米大手投資銀行のモルガン・スタンレーが、日本国内に1兆5000億円の資金をつぎこんで、次々と土地・不動産を買っていきました。その代表的事例だったのがANAホテルズですが、今でも覚えている人は多いのではないでしょうか。当時は、特にその用途が明確でなくても、まずは日本の土地・不動産を買ってしまえばいいという風潮になっていました。兎にも角にも土地・不動産を買うこと自体が目的だったと言えますが、今、行き場を失っている世界の6000兆円の投資資金にも同じことが起こる可能性があると思います。
皮肉なことですが、これまで投資対象として世界から相手にされなかった日本だからこそ、今のこの状況においては、国債や土地が評価され、投資対象として一躍注目を浴びようとしています。メディアを見ていても、こういう指摘をしているエコノミストは殆ど居ないようですが、これがお金の論理だと私は思います。俗に言う「お金の臭いがする」というような嗅覚が備わってくると、こうした舞台裏の事情も理解できるようになってきます。世界経済の大きな流れを把握するには、こうした感覚を身につけることも大切だと私は思います。
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まさか、外国人が日本国債を大量に買いに来るとは思ってもみませんでした。これがどういう結果になるか…。日本の財政規律はさらに緩む可能性があります。少なくとも、外国人は日本の財務省が2011年の公約破棄を言い出したことを、失望どころか全く無視しています。米国不動産バブルの次は、日本の国債バブル。外国人の保有比率が増えていくと、何かのきっかけで外国人が一斉に売りに回ると、日本国債は暴落し、日本の機関投資家はバタバタと倒れる可能性があります。日本の国債バブルが崩壊した時が日本にとって真のクライシスかもしれません。
外国人が日本国債の売りにまわった時の逃げ足は、おっしゃる通りメチャクチャ速いと読みます。
米国の経済が安定化するまでの
一時的な「バッファー」として考えているのでは?
原油も金も穀物も充分高くなりすぎた、他に有望な投資先もない。
金利が付かない商品よりは、まだマシであるということでは?
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080730AT2M3000U30072008.html
さっそく為替が反応して、ドルが買われています。
日本は、年金制度を今すぐ清算し、大増税で財政均衡化を図り、莫大な債務の返済を始めなければいけません。増税と年金清算で息の根を止められるのは高齢者だけですが、IMF支配が始まれば富裕層は海外に逃げてしまい、残った国民が息の根を止められてしまいます。
増税は破綻を早めるだけです。増税すれば富裕層は海外に逃げてしまい、年金制度も破綻、国民の息の根も止められてしまいます。
現在の世界の潮流が間違っているというなら、その流れを変えることができる有効な政策が提示されなければならないと思います。
これがよくわかりません。堀の深い人間に得体の知れない不安感を抱くのは
単一民族島国国家特有の根性ですが、それもその一種じゃないんでしょうか。
不安があれば外人だろうが日本人だろうが平気で売るでしょうし。
「外人に売りあびせをくらって崩れた国がある」というのも、それは単に
世界的に見て国内のみでほとんどを消化してる国が少ないからで
外人に頼ってたから破綻したんじゃなくて、外人に頼ってる国が破綻したってだけでは?
普通、買い手の多様化はリスク低下要因として扱われるはずなのですが・・・
金余りなので、国債を発行しないとバブルが起きるとか、発行しても低金利だから、返済は楽勝と考えているのかな。。
法律を改正するか新たな国債を作って、それを原資に政府系ファンド作って、世界の優良企業の株を買いまくるってのはいかがでしょう。
ボロ儲けじゃないですかね。









