1487.なぜか増税延期論が多いのだが… |
国内的には、安倍内閣の通知表ともいわれる株価です。日経平均株価が10/1の高値24245.76円から、10/24の22091.18円とわずか3週間余りで2100円以上も下落してしまいました。この先、さらに下げていくのか戻すのか見当もつきません。(※私は予想屋ではありませんが、個人的には2万円割れはあるとみます)ましてや消費増税のある、1年後の株価はまったく予測不能。米長期金利の上昇、米中貿易摩擦長期化による中国の景気鈍化、ブレクジットの先行き不透明、ここにきてサウジにも火種が…。世界経済の混乱次第では日本経済もどうなるかわかりません。1年先はどうなるんでしょうか。
話を戻しますが、消費増税です。世論はもはや「消費増税やむなし」に傾いているように思います。高橋洋一(嘉悦大学教授)さんは、「財政再建はすでに完了している」と何度も主張されています。元財務官僚の高橋さんは、最近では名前も聞かなくなった竹中平蔵氏のブレーンで世界で初めて国のバランスシートを作った人としても知られています。ジャーナリストの長谷川幸洋氏(元東京・中日新聞論説副主幹)をはじめ同調する人も多い。
結局、「リーマンショック級の事態がない限り、増税する」と菅義偉官房長官が増税延期に逃げ道を作っていますが、これから坂道をころげ落ちるように経済が悪くなっていく、すなわち、世界規模の経済危機が起こる。又は国内で大震災が起こる。などの大異変が起こらない限りは増税再々延期はないでしょう。多くの増税延期論はこうした世界経済危機説(悲観論)とリンクしているように思えます。来年は皇太子さまが天皇に即位なされる。そういう年に極端な異変は起こらないだろうと私は信じます。
![]() |
アメリカ経済の終焉: 破裂する資産バブルと政治の堕落 (単行本) 新品価格 |

![]() |
新品価格 |

![]() |
新品価格 |
